和樂備神社合祀100周年事業として、境内整備のコンペが行われ、最優秀として選定頂いた第一弾の施設計画。
参集殿は、事務的要素（お札所、事務所、食堂）と御祈祷待合室、2階に大広間、客間を備え、こらから10年、50年、次の100年まで継続的に使い続けられるよう、そして市民に愛されるような建物になって欲しいと言う思いから計画がスタート。。。

外観は縦格子を基調としてシンプルでありながら現代的な雰囲気を醸し出す。

また本殿の高さ以下に抑えた総2階建ての入母屋銅板葺き屋根で、絶妙な反りがより荘厳さと格式を与えている。
平面的には四周回廊によって繋がり、庭を愛でながら回遊出来るプラン。
本殿とはこの回廊を介して既存の階段とスロープによって繋がり、催事事の導線により導かれた配置になっている。
境内整備は、参集殿建設と既存神楽殿を神輿殿に改修する工事も同時に進められた。旧神楽殿は年代は定かでないが、江戸末期造営の由緒ある建物だが倉庫としての機能しか果たしておらず、もっと地域の人々に親しまれたいと言う想いから、神輿電として整備することとした。