ワイズデザイン一級建築士事務所
Y's DESIGN TOP
WORKS PROFILE CONCEPT CONTACT COLUMN FEE SYSTEM
CLUMN
池田佳人のコラム
COLUMN TOP
Deepな浅草
Wopks「P.B.G」のオーナーは生粋の江戸っ子である。秋葉原のヤマギワリビナで家電と照明の現物確認をした後、「今日はどぜうでも食べますか」と言う事で浅草に足を運ぶ。
久しぶりの浅草は、つくばエクスプレス開通に伴って、国際通りがすっかり整備されていた。浅草ROXの向い、かっぱ橋本通りを左折すると「どぜう」の大きな袖看板。老舗、どぜう「飯田屋」。暖簾をくぐると、広々とした土間の待ち合いがある。それを囲うようにオープン厨房と大座敷が見える。PM7:00、すでに多くの客で賑わっていた。
「ほねぬき鍋」と「どぜう唐揚げ」「どぜう南蛮揚げ」を頂く。すき焼きのたれのような甘さの割り下に開いたどぜう、たっぷりのネギを乗せて食す。川魚独特の臭みも全く無いアナゴにも似たその味は、どぜう独特のヌメリ感とネギがからまって絶妙の食感!そして「まる」と呼ばれる丸ごとの「どぜう鍋」も頂く。こちらは少々小骨があるが、それがまた「どぜう」らしい美味さ。最後は卵をのせて「柳川」風に。これが昭和の労働者の食べ物とは、江戸っ子は皆グルメだったに違いない。

老舗のどぜうで腹を満たした後は、浅草で最も旧いバー「nemo(ねも)」へ。
45年の歴史を持つ、なにやらすごい「Bar」らしい。店内に入るや壁一面に並んだ酒の種類に圧倒される。それもそのはず、在庫数は7万本以上、種類は8千種以上、裏には洋酒博物館まであるのだ。オーナーの根本元吉氏は、この業界では「神様」と言われる存在で海外からも多くのファンが足を運ぶと言う。
酒を普段飲まない自分が行くのも恐れ多いと思う程、正統派のバーである。またここのバーテンがすばらしい。その接客術は肩肘張らずに本当のお酒の楽しみ方を教えてくれる。知れば知る程、お酒の奥深さに敬服するのだ。そして実感する、浅草の奥深さを。。。この文化を絶やす事無く後世に残していかなくてはいけないと、余計なお世話かもしれないが、それほどに感動したDeepな一夜であった。
※当ホームページに掲載されている文章、画像等の無断転載は禁止しています。 Copyright © Y's DESIGN All rights reserved.